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インド:女性の水と衛生委員会が、紅茶農園における給水施設の確保のため闘う

24.04.20 News
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インドの他の州に移住し、ホテルやレストラン、プランテーション、建設現場などで日雇い労働者として働いてきた紅茶農園の労働者たちは、仕事や収入を失って茶畑に戻ってきている。アッサムと西ベンガルのプランテーションで組織された水と衛生委員会は、IUFの支援を受けて、紅茶労働者とその家族をコロナウイルスから守るために必要な水を確保するために闘っている。

 

水と基本的な衛生設備の欠如により、紅茶労働者とその家族はCOVID-19のリスクにさらされている。栄養不足や茶畑での継続的な有害化学物質との接触による既存の健康状態が、彼らを危険に晒している。

 

2 年以上前から活動している女性の自主組織の水と衛生委員会は、コミュニティの意識を高め、外部から戻ってきた労働者のための検疫施設と、症状が出た人のための隔離施設を確保するよう農園経営に働きかけている。また、飲料水が恒常的に不足しており、頻繁な手洗いや基本的な衛生面での勧告を実施することができないプランテーションや工場、住宅地(労働者用住宅)では、水や石鹸の設備を確保している。

 

このような基本的な対策は現在の危機の中では急務であるが、委員会とIUFは今後も、紅茶企業の基本的な水と衛生設備への投資、プランテーションの経営者が女性の水と衛生委員会を承認し、恒久的な解決策を実施するために彼女たちと交渉することを要求していく。