Home

インドネシア:グレート・ジャイアント・パイナップルの突然の閉鎖から4年が経過したが、労働者達は依然として権利のために闘っている

14.02.20 Urgent Action
印刷用ページ

2016年5月、農業食品の複合企業であるグヌン・セウ・グループは、インドネシアのランプンにあるタピオカベースの澱粉工場を、予告なく、SBMUJA組合との交渉もなしに直ちに閉鎖すると発表した。グヌン・セウは4年経った今も、組合の承認の撤回と、一夜での閉鎖に伴う労働者の結社の自由といった基本的権利の侵害を是正するために組合と交渉することを拒否している。

 

ウマス・ジャヤ・アグロタマは、グヌン・セウ・グループのグレート・ジャイアント・パイナップルの完全子会社である。グレート・ジャイアント・パイナップルは、世界最大のパイナップル生産者の1社であり、同社の缶詰製品は世界中に輸出されている。その国際的な評判と、「個人および集団の能力強化」のために働いているという主張(「だから20年も30年も私たちと一緒に働く従業員がいるのである」)にもかかわらず、グヌン・セウ・グループが工場の即時閉鎖を命じた時、ランプンの農村コミュニティにおいて何百もの家族の生活を台無しにした。何年にも渡り搾取されていた非正規雇用契約の臨時労働者たちは突然解雇され、使い捨てにされた。

 

グヌン・セウ・グループは、SBMUJAとの信義誠実な交渉を4年に渡って拒否し続け、これらの権利侵害を続けてきた。SBMUJAはIUFの支援により、自分たちの権利のために闘い続ける。組合との誠実な交渉を開始し、これらの基本的権利の侵害の是正を訴えるために、ここをクリックして親会社の経営にメッセージを送ろう。

2016年のウマス・ジャヤ・アグロタマ工場の閉鎖と不当な大量解雇を非難し、組合との交渉を求めジャカルタのグヌン・セウ・グループの事務所前で抗議を続ける労働者。