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ジェイコブズ・ダウ・エグバーツ(JDE)の雇用破壊に反対しストライキを敢行するイタリアの組合

05.10.18 News
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イタリアのアンデゼーノにあるJDE工場の閉鎖が発表されたのを受け、JDEのイタリア事業に関わるIUF加盟組織は57名の解雇に抗議するため、928日にストライキを行う。FLAI-CGILFAI-CISL及びUILA-UILは共同要請を発表し、JDEに対し即刻交渉に入り、イタリアでも特に失業の影響を大きく受けているこの地で製造移転と57名の解雇を決めた会社の決定を再考するよう求めた。

JDEは、2015年にDEマスター・ブレンダーズと分社化されたモンデリーズのコーヒー・ブランドが合併して設立された。現在JDEは世界第2位のグローバル・コーヒー企業で、ブランドにはジェイコブズ、タッシモ、モッコナ、センセオ、LOR、ダウ・エグバーツ、ケンコ、ピロン及びゲバリアが含まれる。

JDEの親会社JABホールディング社はルクセンブルグに所在する個人投資ファンドで、コーヒー、ソフトドリンク、ジュース(ドクターペッパー、スナプル)、そして日用品や衛生用品などでも多大なプレゼンスを早急に構築するため、債務で資金調達する買収を使った。労働者たちは度重なるリストラ、工場閉鎖及び雇用破壊を通じたこの債務多用方式の犠牲になっている。