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ミャンマー:バガンの歴史的ホテル、タラバー・ゲートの無責任で非倫理的なツーリズムにホテル労働者が抗議

20.09.18 News
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IUF加盟のホテル・ツーリズム労働組合連合、HLOBは、タラバー・ゲート・ホテルでの権利侵害を非難するため、ミャンマーのバガンにおいて抗議行動を開始した。824日、経営は、組合委員長、組合役員2名及び組合メンバー7名を含む12人の労働者を、経済的な理由を主張し、解雇した。しかし、経営は交渉に入るふりをしながら解雇通知書をすでに準備し、その人員削減について解雇の前日(823日)になってようやく組合に知らせてきた。組合メンバー達は、経営が結社の自由及び団体交渉権を損ない、組合を攻撃するために稼働率の低下を利用している、と抗議した。バガンにある7つのホテルの組合メンバーは、組合リーダーとメンバー達の復職を求める抗議行動に加わった。

このホテルは、バガン考古学地区に位置し、バガンで最も重要な遺跡のひとつであるタラバー・ゲートの隣にある。「HLOBメンバーは、バガンにおいて責任のある、倫理的な、持続可能なツーリズムの推進にとって重要な役割を果たしている。しかし彼らは、労働者の権利や生活を脅かす無責任で非倫理的な経営に直面している。」とIUFアジア太平洋地域書記長、ヒダヤット・グリーンフィールド氏は述べた。IUFは地元のツーリズム産業各団体や当局にメッセージを送り、不当に解雇された労働者の復職を要請し、経営が組合との信義誠実な交渉に入るよう求めた。2015年には別の高級リゾート、バガン・ホテル・リバー・ビューにおいてもHLOB組合リーダー達が解雇された。国際的なキャンペーンと、ミャンマー政府に対するILO苦情申し立てを受けて 解雇された組合リーダー達は復職したIUFはタラバー・ゲート・ホテルのメンバー達の復職を求めて、同様のキャンペーンを立ち上げようとしている。

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