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今こそ平等を!職場での女性に対する暴力を阻止するための国際条約にむけて

14.03.18 News
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本年、IUF加盟組織によって実施された世界女性デーは、男女平等への抵抗に根ざした、女性に対する暴力を終わらせるための闘争に捧げられた。女性に対するセクシャルハラスメントは、女性が職場にいる権利がないということの陰湿なリマインダーである。だからこそ、この闘争は全ての人にとって関心が高く、また労働組合の役割は極めて重要である。

2017年の第27IUF世界総会は、加盟組織に対し、ジェンダーに根ざした暴力の問題を優先し、問題の範囲と規模を効率的に描き、合理的に本課題に対処するのに必要な手立てを生み出すように促す決議を採択した。本決議は、加盟組織に対し、IUFチキータ, ユニリーバ ,ソデクソと合意したセクシャルハラスメント阻止の取り決めの実施と、これらの合意を他の多国籍企業にも適用することを呼びかけている。

必ずしも適切で、職場でのジェンダーに根ざした暴力を扱っているとは言えない既存の国際法に対処するために、そのギャップに対処し溝を埋めるための国際的な手段が必要である。次の国際労働会議までに、世界の職場における女性への暴力を阻止するために、国際条約を制定することが重要である。IUFは、ITUC(国際労働組合総連合)により実施される、ILO条約を求めるキャンペーンを全面的に支持する。本条約の採択は、IUFの加盟組織が数十年に渡って取り組んできた重要な課題に対し、力強い支援になることを示すであろう。