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水産加工会社ノルセ・プロダクションで権利と承認を求めてNNNがストライキ

04.10.17 News
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ノルウェー西海岸のベルゲンに所在する水産加工会社ノルセ・プロダクションで98日以降、労働者たち(その多くがポーランドとリトアニアの移民労働者)がストライキを敢行している。IUF加盟組織のノルウェー食品関連労働組合(NNN)に組織されている彼らは、同社との労働協約の権利を要請している。

NNNは、外国人労働者の労働条件と処遇に関して同社と長年闘っている。ほとんどの雇用契約が労働時間の保証を全くしておらず、労働者たちは組合に加入したら仕事を失うと脅かされている。

同社との数回にわたる会合や強制調停でも合意に至る事が出来ず、NNNはストライキを提案した。1022日、ノルウェー全国から集まった150名の組合活動家は集会を開き、ストライキを支持した。


Norseノルセ・プロダクションは2012年にサーモンとトラウトの生産会社Sekkingstad ASによって設立されたが、これは派遣労働者に対する平等処遇に関するEU規制を実施するために20131月に導入されたノルウェーの法律を回避する事が目的だった。ノルセ・プロダクションではおよそ120名が雇用されているが、彼らのほとんどが5週間勤務-3週間休日のシフトでローテーションを組まれている。ノルセ・プロダクションの土地と設備を所有するSekkingstad ASは、デンマーク、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、韓国、アメリカ、日本及び台湾を含む52か国以上の約100社にノーブランド水産加工製品を供給している。