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エジプトでカーギルが労働者の権利を攻撃
06.03.14 Urgent Action
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農産物の巨大多国籍企業のカーギルは、同じく米国に本社を置く食品企業モンデリーズを真似て、エジプトの工場労働者の民主的組合を破壊しようとしている。
アレキサンドリアに所在するカーギル所有のナショナル・ベジタブル・オイル社の労働者たちは、従業員に対する利益配分に関する争議をきっかけに、2012年3月1日に組合を設立させた。この争議の円満な解決を受け、同工場では建設的な労使関係が確立した。しかし2013年8月、新しい経営陣が布かれると、それは終わってしまった。
まず新経営陣が発表したのは、前経営陣と交わされた協約は無効であり、新たな労使関係方針が導入されるということだった。その後新経営陣は些細な違反を見つけて労働者たちに嫌がらせをするようになり、警告を発したり、解雇で脅迫するようになった。
この勝手な処罰と労働環境の悪化に抗議するため、労働者たちは2013年12月15日に座り込みを行った。これに対し経営陣は工場を閉鎖し、122人いる労働者のうち84人を長期休暇状態に置いた。労働者たちは工場で座り込みを続けていたが、12月23日、攻撃犬を連れた暴漢に強制的に追い出された。
2014年1月13日、工場は再開され、代理人員が雇われた。
経営陣は労働者が戻るのを阻止しているが、労働者たちは工場の駐車場でピケを張り続けている。カーギルは法律を無視して、労働者に解雇通知を発行し始めた。
ナショナル・ベジタブル・オイル従業員組合(カーギル・エジプト)は、このアレキサンドリアの状況を、カーギル本社経営陣と世界中のカーギル労働者に知らせるため、IUFに支援を求めてきた。抗議行動はカーギルの経営陣が交渉に応じるまで続けられる!
「キャドバリー5」のメンバーが1月25日、カーギル組合の抗議行動に参加した。