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ナガ・ワールド・ホテル・カジノ労働者は、暴力や侵害から自分たちを保護する措置を要求

15.11.19 News
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プノンペンのナガ・ワールド・ホテル・カジノは、「ビジネスやレジャーで来られるお客様に快適さと便利さを提供する最先端の施設」を提供している。しかし、ホテル・カジノの4,400人の労働者は、暴力や脅迫、侵害、屈辱に日々晒されている。

 

ホテルや娯楽施設、ゲームエリアの労働者は身体的暴行を受けたり、熱い飲み物を顔にかけられたり、セクシャル・ハラスメントを受けたりしている。宿泊客や顧客は暴力的または侮蔑的に振舞っても何の措置も受けることはない。

 

ILOは今年の6月、職場における暴力とハラスメントとの闘いに関する第190号条約を採択した。これは、労働者が、顧客や宿泊客、サービス提供者を含む「第三者」による暴力やハラスメントから保護される権利を有することを確認している。ナガ・ワールドの状況は、サービスセクターの従業員が仕事中に日々直面する暴力の典型である。

 

組合は長年、暴力とセクシャル・ハラスメントの抑制を経営に求めてきた。経営は、顧客がギャンブルに負けて成す術がない時に、攻撃的な反応を示す可能性があると回答してきた。労働者は、彼らを暴行し虐待した顧客に逆に謝罪し、仕事を続けなければならない。

 

組合は10月30日、暴力事件におけるマネージャーや警備員、スタッフのためのガイドライン並びに、侮蔑的な振る舞いやセクハラに関して施設からの退去を含む制裁を伴う内部ガイドラインの設置について話し合う、会議の招集を経営に正式に要請した。

 

ナガ・ワールドの経営は、組合の承認と団体交渉権への要求に対応できなかったように、今回も対応できなかった。10月30日の経営宛の書簡に署名した組合委員長のシム・シタール女史は、組合員の賃金の団体交渉の権利を擁護したため、9月20日に停職にされた(まだ彼女の即時復職の要求に署名していない場合は ここ をクリック)。

ナガ・ワールド・ホテル・カジノに出入りする組合員は暴力や屈辱から彼らを保護するための交渉措置に対する要求を強調するため、、ピンクのマスクを着用。