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「我々は忘れない」:香港で大規模な「6月4日を記念する徹夜集会」

02.07.19 News
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6月4日、香港の18万人規模の市民が、1989年に起きた中国の民主化運動に対する残虐な圧力を記念し、毎年開かれる徹夜の集会に参加した。香港職工会連盟(HKCTU)は、「1989年の民主化運動の時、労働者たちは中華全国総工会の束縛から自由になるため様々な都市で労働者自身の独立連盟を結成した事を、我々は忘れない」と 宣言した。

過去30年にわたり、HKCTUはこの年次記念集会の主要オーガナイザーの一つになっている。HKCTUにとって6月4日の記憶を守ることは、香港及び中国本土における民主化を保護する上で重要な意味を持つ。

今年の徹夜集会は、香港の独立労働組合や民主的市民社会に対する圧力が一層増大する中で開催された。香港で実施された2014-2015年の占拠運動(雨傘運動)の主導者たちは最近、有罪判決を受け投獄された。HKCTUの活動家たちも、運動の支援や参画を理由に刑事訴追される可能性がある。また政府は、現行の法制度では規定されていない、中国本土に容疑者引き渡しを可能にする新法の設立を加速させようとしている。