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ニカラグアで奪われた革命

27.07.18 Editorial
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719日は、1979年に親米のソモサ独裁政権が崩壊した記念日である。同国及び世界中に共感を呼んだサンディニスタ革命の民主化の約束は、ダニエル・オルテガ大統領の独裁的な規制により次第に反故にされてきた。オルテガ政権は、慣例的な祝賀ムードに乗じて、容赦なく民衆のデモを弾圧してきた。

 

最新の指針によると、実に300人が大統領個人の管理下で、拡大する抑圧、警察の殺人的な暴力や軍隊に準ずる編隊の犠牲になった。
Nicaragua11年前に政権に復帰して以来、オルテガの唯一の功績は、個人的なルールの制度化であった。「国民との対話」の仲介や「民主主義へのロードマップ」等の様々な試みは、抑圧が続く限り、空虚に響く。殺戮をやめ、オルテガは退陣し、欺瞞に満ちた2016年の選挙結果は無効にしなければならない。ニカラグアは再び、息を吹き返す必要がある。労働者、市民そして断片的で抑圧された民主的な力には、早急に IUFラテンアメリカ地域書記局 が組織化してきた国際連帯と支援が必要である。