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コカ・コーラ・インドネシアの独立労組評議会が国レベルの労働協約を拒否し、解雇された組合リーダーの復職を要求

17.05.18 News
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AtraLutfiインドネシアのコカ・コーラ・アマティル事業における結社の自由のための闘いは、4つの独立労組をまとめ、同社とSPSI、つまり新秩序軍事独裁政権(1967-1998)に端を発した全国組合組織との結託に挑むコカ・コーラ・インドネシア労働者評議会の形成と共に発展した。経営陣は、コカ・コーラ・インドネシア労働者評議会を承認せず、解雇された独立組合のリーダーであったAtraLutfi2人の復職を拒否して組合メンバーを悩ませ続けている。

これは、SPSIと結託した同社によって課された先般の国家労働協約の更新に対する集団抗議行動へと発展する。国家労働協約は、労働者の利益を損なうと同時に、リストラや大量解雇に直面して労働者の権利を徐々に蝕んでいく。メーデーにスマランのボトリング工場の従業員が、国レベルの合意の諸条件に抗議するため、公休の勤務をボイコットした。経営陣は従業員の家に行き、職場に戻るように脅したが、従業員はこれを拒否した。その後、経営陣は懲戒処分にするという脅しでこのハラスメントを続けた。

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53日、コカ・コーラ・インドネシア労働者評議会はコカ・コーラ・アマティル・インドネシアに対し下記の内容の手紙を送った。「国家労働協約は、組合リーダーの解雇等、企業による結社の自由の権利の侵害を背景に交渉されてきたので、結果として純粋な団体交渉権は実現できません。この状況では労働者は毎日脅しと不安におびえながら働くことになり、これは同様の交渉の成果にも大きな影響を及ぼすでしょう。」

評議会は、国家協約を経営陣が適用しようとしても大多数の従業員が拒否すると見ている。独立労働組合が結社の自由の権利の行使によって形成された評議会として、「我々は脅しと不安の中で締結されたどんな労働協約も認めないし、従わない。」ことを再確認した。

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