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世界水の日に水と衛生に関する人権を強調する紅茶農園労働者たち

13.04.17 News
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世界水の日の322日、インドのアッサム州並びに西ベンガル州の紅茶の労働者たちは、水と衛生に対する権利を求めるために集まった。

世界最大の紅茶ブランドに供給する紅茶農園で働く労働者とその家族は、安全な飲み水をほとんど得られず、トイレも各自の家でなく会社が供給する建物の中にあり、水も電灯もなく、ドアがないこともしばしばである。

この2年間、労働者たちは農園にある水の質と衛生施設について調査するため、独自の水質及び衛生チームを編成した。そして322日にそれらの調査結果を、それに対し何をする必要があるか具体的な提案と共に提出した。

西ベンガルの労働者の一人は次のように述べた。「経営が蛇口やトイレを数か所設置しただけで対応した事にしてほしくない。我々はどこに設置するべきかを示す地図と調査報告を示した。我々には権利があり、経営は我々に耳を傾けなければならない」。

アッサム州の労働者たちは、経営が進展を見せるためにただ数か所にトイレと蛇口を建設して終わらせるため、国際承認機関が経営と結託していることに懸念を表明した。

世界水の日のイベントにはアッサム州の5カ所の農園の19,000人以上の労働者と家族を代表して182名の労働者が、西ベンガル州の3カ所の農園の15,000人を代表して243名の労働者が参加した。

世界水の日2017「安全な水と衛生は我々の人権である」と題するIUFの声明をここからダウンロードできる。

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