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攻撃されるオーストラリアの労働者たち

14.03.14 News
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オーストラリア食品・食料品店協議会は同政府に雇用法を大々的に変更し、より柔軟にするよう要請している。これは労働者の休日・週末労働の割増レート、賃金及び条件、非正規労働者の割増時給、そして「組合の闘争性」を狙ったものである。ニュージーランドに比べるとオーストラリアの労働コストは平均30%割高で、使用者はオーストラリアの労働者の賃金を下げることでこの格差を縮めようとしている。多国籍企業のハインツとマケインズの2社は近年生産をニュージーランドに移転させ、その際不安定労働を取り入れ正規労働を破壊した。オーストラリアとニュージーランドのIUF加盟組合は「トランス・タスマン食品飲料グループ」を通じて協力している。加盟組合は交渉戦略に関する情報や成果を共有したり連帯行動を展開させ、権利の闘いや収入の向上・保護など共通の闘争で両国の労働者を団結させている。