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労働者と消費者を危険にさらすアメリカ鶏肉加工業検査の規制緩和

30.07.13 News
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米国農業省は、鶏肉処理検査プログラムの修正を提案した。その内容は、加工業者のサルモネラ菌やカンプロバクター菌の検査義務を廃止させ、1分間に175羽の生産ライン速度を許可するものである。

米国安全食品同盟と労働者安全衛生同盟(IUF加盟労組のUFCWも含む)は、情報・規制局(OIRA)に、この提案の拒否を要請する書簡を送った。この変更は、生産に適する鶏の傷、羽、胆汁、摂取物の水準を各工場で独自に決定することを可能にする。また検査は、連邦政府の検査官に代わって、必ずしも研修義務を伴わない会社の従業員が行うことになる。最近の調査の結果、この極端に危険な産業で働く労働者の72%が、深刻な怪我や病気をしていることがわかった。生産ライン速度が上昇し、全国統一検査が廃止されれば、労働者と消費者のリスクが増すことになる。